言論の回

雁屋氏のイデオロギーに焦点を当てて肯定や否定をした人は意識的か無意識的か言論だと看破したと断言出来ます。

美味しんぼは、親子の確執を描いた物語を軸に大小様々なエピソードを交えながら構成する旨をこのシリーズで指摘しました。
 
大抵は娯楽ですが何回かに一回は、言論の回やシリーズがあります。

なんで、雁屋氏は、キャラクターに代弁させるのか?

それは雁屋哲ではなく本名戸塚哲也として生きていた東大時代にきっかけがあります。

学生運動で荒んだ学内で特に運動に参加するでもなく、ゼミ生をスカウトに来たNHK やSONYを蹴り、院への進学もせずに、戸塚青年は電通に就職する事にしました。

雁屋氏は、「美味しんぼ食談」という本の中で卑俗統計人類学という自ら考案した学問を確立する為に入社した事を語っています。

卑俗統計人類学とは、物理の統計力学の思想を社会に当てはめて応用しようとした学問です。

空中に無数に広がる分子の動きをひとつひとつ追いかけてもきりがないので統計的に扱うのが統計力学、それを人間一人一人と社会に当てはめてみると雁屋氏は、考えました。