臣民意識

安倍政権の社会保障制度改革の骨子は、公助(国の制度)から共助(家族・地域の相互扶助)・自立(自分・家族の所得と貯蓄と助け合い)へであった から、

本音を言えば国ができるだけ社会保障の予算を使わずに、自分や家族だけで老後・病気などに何とか対処して欲しいという『棄民的な自己責任の自立思 想・社会福祉や医療介護の市場化(新自由主義)』が根底にあるのだろう。
しかし、公的年金制度の持続性と信用が担保できなくなるということは、国家が国民の社会保障に責任を持たなくなるということでもあるから、国民一般の帰属感や愛国心もまた薄れやすくなるだろう。
わたし自身は、右翼的な思想や天皇中心の国家観(臣民意識)は持っていないが、祖父の世代では天皇を家長とする日本国民全体が構成する大家族制の ような擬似家族的な運命共同体の国家観(家長が赤子の国民を保護するが、その代わりに国民は家長・国体に忠誠を尽くす)を持っている人はかなり多かったの ではないかと思われる。