ヴェスヴィオ火山

ポンペイに住んでいたとされる約2万人の人々のうちの約1割がこの大噴火で死亡したとされるが、映画『ポンペイ』のヴェスヴィオ火山噴火の映像表 現は、

ポンペイ市民の死因が『窒息死』だけではなく火砕サージによる『焼死』が多かったという新しい研究の知見を応用して、都市炎上の激しさを表現してい る。

ポンペイ全体が段階的に火災サージで呑み込まれて燃え上がる中、大きな岩石が無数に雨のように降り注ぎ、火山灰も大量に降り積もってポンペイが地中に埋もれていく。

人為を超える自然災害の猛威の前では、『ローマ帝国の強制的な権力・貴族的な権威』の象徴である元老院議員も無力であるしかなく、悪徳・残忍・搾 取を尽くしてきた元老院議員のコルヴィスも、ヴェスヴィオ火山のあらゆるものを根絶やしにするかのような爆裂と炎上の破壊力によってその生命を瞬時に絶た れる。

この映画では、ローマ帝国は異民族を暴力によって殺戮・支配される『悪の帝国』として概ね描かれている。